高校生と共に、おバカに楽しく!だけど真剣に伊豆の海洋資源保全に挑戦

高校生と共に、おバカに楽しく!だけど真剣に伊豆の海洋資源保全に挑戦

2023.04.18

この記事は伊豆にゆかりのある方とつくりました。
ライター:村田彩子さん / カメラマン:齋藤洋平さん

「WE DON’T WANNA KILL THE OCEAN.」の理念を掲げ、「バカでくだらなくてカッコいい。」をコンセプトに伊豆の海洋資源の保全に挑戦するサバーソニック&アジロックフェスティバルさん。
高校生と大人が一緒になって海を守る。活動を続ける上で大切にしている思いを伺いました。

ゴミ拾いって楽しそう!

伊東市宇佐美。気持ち良い風が流れる秋の空の下、青々した海が広がり、その背後には深い緑の山々が連なっています。

9月某日、海岸に面した留田浜辺公園で開催されていたのが「USAMI FESTIVAL in TOMATA Beach Park」です。広々した公園いっぱいに飲食店の屋台が並び、ステージ上では演劇や音楽など、様々な出し物。客席は、屋台の食べ物や飲み物を手に楽しそうにステージを眺める地元客で賑わっています。

ふと浜辺に目を移すと、お揃いのTシャツを身に付け、トングとゴミ袋を手に、海岸に落ちたゴミを拾う人たちの姿。
「サバーソニック&アジロックフェスティバル」、通称「サバソニ」の皆さんです。

マスクやペットボトル、プラスチックごみに、軍手……。ゴミ袋の中に次々と、海岸で拾ったゴミが溜まっていきます。
「みて、こんなのみつけた!」と嬉しそうに手にしていたのは、おもちゃのフライパン。その姿はまるで宝探しのよう。

大きな袋をいっぱいにしてビーチクリーンを終えた後は、イベントに来た子どもたちに、海のごみのことを知ってもらうためのリサイクル体験を開催。
色とりどりのペットボトルの蓋がきれいなキーホルダーに変身した瞬間、「おぉ~!!」と、子どもたちから歓声が上がります。
リサイクル体験のみでは終わらず、子どもたちに海のごみのことを優しく丁寧に伝えていました。

“バカ”でかっこよく、海を守っていく

サバソニの創立者である「提督」こと武智一雄さんと、「漁労長」こと加藤龍さんに、お話を伺いました。

武智さん:
2017年に結成した当初は地魚を楽しむイベントを開催していたんですが、イベントがだんだん拡大してお客さんがいっぱい来ると、ゴミがめちゃ増えて。海の魚をテーマに活動しているのに、魚にいいことをやっているのか分からなくなってきたんです。そこで2019年に「WE DON’T WANNA KILL THE OCEAN」という理念を掲げ、海の変化や海洋プラスチックごみといった環境問題に取り組んでいくっていうふうに、方向性をシフトチェンジしました。
加藤さん:
フェスやビーチクリーンの他、”ボラ”ンティアツーリズムというビーチクリーン·リサイクル体験·ディスカッションをパッケージにした教育旅行も手掛けています。2021年の秋には、愛知から中学校の修学旅行生を受け入れました。
武智さん:
地元の小中学校からSDGs学習や環境学習の出前授業を頼まれることもあります。定期的にビーチクリーンをやっていると、子どもからおじいちゃん·おばあちゃんまで、かなり幅広い世代が活動に参加してくれていますね。

サバソニの企画は、楽しみながら環境問題に触れるためのアイデアが満載です。

武智さん:
僕は、半分趣味で漂流ゴミのなかに混じるオモチャを集めていて。シートイって呼んでいるんですけど。
「海岸にこういうおもちゃがあるんだよ!」と説明すると、小さい子たちは宝探し気分でビーチクリーンに本気で取り組んでくれるんですよ。
あとは、「バカでくだらなくてカッコいい。」っていうことは、最初からこだわっています。
加藤さん:
商品の金額も、「3800円(サバ)」とか「1138円(いいサバ)」にしたりね。笑

大人も高校生も、みんな同じチームメンバー

2021年に法人化したサバソニ。定期的に活動する約17名のメンバーのうち半数が、現役の高校生です。彼らはサバソニの理事として定期的に開催されるミーティングや有識者を交えた勉強会にも参加し、年齢や価値観の垣根を超えた仲間として、大人たちと一緒に活動しています。

取材当日参加していたのが、4人のメンバー。小中学校を共に過ごした幼馴染で、高校で別々になってしまったことから、サバソニの活動は仲良い友達と会える貴重な場にもなっているそう。
高校2年生の杉本優太さんは、「CDTO」というユニークな肩書です。

優太さん:
「Chief Do and Try Officer」っていう役職です。Doは普段の活動を確実にやること、Tryは新しい活動にトライしていく、という意味です。放課後等デイサービスを利用している障害のある施設の方々と一緒にビーリクリーンを行うなど、頑張って新しいことを開拓しています。

もともとシャイだったんですが、活動を始めてから、人と話すのが少し得意になりました。イベントでリサイクル体験をしてくれた子が次の年にまた来てくれて、去年話したことをしっかり覚えていてくれたことが嬉しかったです。サバソニが人と人との縁をつないでくれています。それから自分自身、プラスチックの使用を抑えたり、ゴミが落ちていると拾うようにもなりました。

高校2年生の武智燦さんは、CEO兼CHRO。提督·武智一雄さんの息子さんです。

燦さん:
「Chief Human Resource Officer」という、簡単に言うと人事部のような役割で、イベント時に担当者の割り振りを考えたりしています。イベントでは、司会進行も担当しています。サバソニのイベントはおバカさや楽しさを重視しているので、来場者が楽しんでいただけるよう全力で取り組んでいます。

サバソニの活動を始めてから、プラスチックごみにつながるペットボトルなどは基本的に買わないようになりました。高校の友だちに活動の話をしたら、少しゴミに対する意識が芽生えたことも嬉しい出来事でした。
捨てられたゴミを見て「誰が捨てたんだ」と嫌な気持ちになるのではなく、宝探しみたいな感覚で楽しんで活動するように心がけています。

CEOの千葉空音さんは中学時代、友人の武智さん親子がビーチクリーンを行う様子をアップしたインスタの投稿を見たことが活動のきっかけとなりました。

空音さん:
燦がビーチクリーンやっているのをインスタでみて、
僕の家は海にすごく近いのに、何もしていないのはやべーなと思って、「俺もゴミ拾いに行っていいですか」って(武智)一雄さんに連絡したのが最初です。

活動を始めてからは、変化したことだらけです。まずプラスチックをなるべく使わず水筒を持参するのは当たり前になりました。学校の友だちも「サバソニの空音がいるからちゃんとゴミを捨てよう」と感化されていっています。悪ふざけかもしれませんが、どういう形であれ僕がきっかけで環境に対する意識が広がっていくのはいいことだなって思っています。

会計の水野蒼真さんは、ビーチクリーンが終わっても一人イベント会場で自主的にゴミ拾いをしていました。

蒼真さん:
もともとは道にゴミが落ちていても「汚いな」と思うくらいだったんですが、この活動を始めてからは、ただ汚いと思うだけじゃなくて、自分が主体的にできることがないか考えるようになりました。
誰かが拾わないとゴミはずっと残り続けてしまうので、自分がやれることはやろうという思いで、個人的に拾っていました。

通学路に落ちているゴミが気になるという話をサバソニメンバーに出したら、(武智)一雄さんの発案でオリジナルのトングを作ることになって、街中で拾ったりできるようになりました。

彼らの話を聞いていると、海の環境を守るために自分が挑戦したいことを自主的に取り組んでいる姿が、とても印象的でした。

美しい海と生き物たちを守るため
それぞれが思い描く未来

地域を超えて活動の幅や裾野が広がっているサバソニ。次なる事業として現在構想が進んでいるのが「藻場」です。

加藤さん:
以前、地魚のイベントをやったとき、漁期のはずの魚がいなかったことがあって、調べていくと、海水温が高くなっていたり海藻が減っていたりと、海の環境が変わっている状況が見えてきました。藻場があることで、生物の多様性が生まれます。豊かな海を守るために、まずは現状を知ることが必要。伊豆半島のダイバーさんに藻場の写真を撮影してもらって、伊豆半島のどこにアマモの藻場があるかリアルタイムで分かるアプリを作りたいと思っています。
武智さん:
このへんにアマモが生える、というデータが集まれば、どの程度アマモを増やせる可能性があるのかある程度アタリを付けることができます。
ブルーカーボンのポテンシャルマップとして、企業や漁協にも役立てていただけると思っています。

高校生メンバーの胸の中にも、様々な未来が広がっています。

優太さん:
伊東はすごく小さな街で、SDGsという言葉を知らない方もまだまだいらっしゃいます。まずは足元から一歩ずつ取り組んでいきたいです。
将来の夢は、観光と環境を組み合わせた職業に就くこと。サバソニでの経験を生かして、エコな観光を広げていきたいですね。
燦さん:
子どもたちがリサイクル体験を通してSDGsについて考える機会が増えることで、大人になったときに世の中が変わるかもしれません。少しでも多くの人にサバソニの活動を知ってもらえたらいいですね。
大学生になっても、何らかの形でサバソニの活動に関わり続けていきたいです。
空音さん:
これからサバソニでは修学旅行生も受け入れていきます。小学生や中学生の子たちが、自分たちと年齢が近い高校生が関わっている活動に触れることで、「自分たちにもできるかも」と、いろんな地域にゴミ拾い活動が広がるといいなと思っています。
将来の夢は、社長です。サバソニ出身の視点を生かしたリサイクル事業に興味があります。
蒼真さん:
伊東といったらサバソニ、みたいな大きな存在になれたらいいなと思っています。
夢は、教員。通っている高校でサバソニの活動について友達にプレゼンした時、人に何かを教えるのって楽しいなと思いました。教員としてサバソニの活動について紹介したり、SDGsの授業ができたらいいですね。

次世代となる二期生も募集中です。

武智さん:
今のメンバーが第一期生なので、今後は二期生、三期生へと活動や年齢の幅を更に広げていきたいです。伊東を拠点にしていますが、日本だけでなく、海外の海にも活動をつなげていきたいと思っています。
サバソニのメンバー募集中です!!よろしくおねがいします。

入口は楽しくとっつきやすく。でも根底にあるのは、海や海の生き物を守りたいという、真剣な思い。
サバソニのスピリットは、世代や地域の垣根を超えて広がり続けています。

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こちらの記事は、
この方々と一緒につくりました!

齋藤 洋平さん(カメラマン)

<コメント>
ストイックになりがちな環境問題を、ちょっとゆるく、でも責任感をもってしっかりやり通す。この絶妙なバランス感覚が最高でした。高校生の青春感たまらなかったです!

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au 5Gのある風景
日本には美しい風景がたくさんあるので、
全国各地を巡ってみました。

ゴミ拾いって楽しそう!

伊東市宇佐美。気持ち良い風が流れる秋の空の下、青々した海が広がり、その背後には深い緑の山々が連なっています。

9月某日、海岸に面した留田浜辺公園で開催されていたのが「USAMI FESTIVAL in TOMATA Beach Park」です。広々した公園いっぱいに飲食店の屋台が並び、ステージ上では演劇や音楽など、様々な出し物。客席は、屋台の食べ物や飲み物を手に楽しそうにステージを眺める地元客で賑わっています。

ふと浜辺に目を移すと、お揃いのTシャツを身に付け、トングとゴミ袋を手に、海岸に落ちたゴミを拾う人たちの姿。
「サバーソニック&アジロックフェスティバル」、通称「サバソニ」の皆さんです。

マスクやペットボトル、プラスチックごみに、軍手……。ゴミ袋の中に次々と、海岸で拾ったゴミが溜まっていきます。
「みて、こんなのみつけた!」と嬉しそうに手にしていたのは、おもちゃのフライパン。その姿はまるで宝探しのよう。

大きな袋をいっぱいにしてビーチクリーンを終えた後は、イベントに来た子どもたちに、海のごみのことを知ってもらうためのリサイクル体験を開催。
色とりどりのペットボトルの蓋がきれいなキーホルダーに変身した瞬間、「おぉ~!!」と、子どもたちから歓声が上がります。
リサイクル体験のみでは終わらず、子どもたちに海のごみのことを優しく丁寧に伝えていました。

“バカ”でかっこよく、海を守っていく

サバソニの創立者である「提督」こと武智一雄さんと、「漁労長」こと加藤龍さんに、お話を伺いました。

武智さん:
2017年に結成した当初は地魚を楽しむイベントを開催していたんですが、イベントがだんだん拡大してお客さんがいっぱい来ると、ゴミがめちゃ増えて。海の魚をテーマに活動しているのに、魚にいいことをやっているのか分からなくなってきたんです。そこで2019年に「WE DON’T WANNA KILL THE OCEAN」という理念を掲げ、海の変化や海洋プラスチックごみといった環境問題に取り組んでいくっていうふうに、方向性をシフトチェンジしました。
加藤さん:
フェスやビーチクリーンの他、”ボラ”ンティアツーリズムというビーチクリーン·リサイクル体験·ディスカッションをパッケージにした教育旅行も手掛けています。2021年の秋には、愛知から中学校の修学旅行生を受け入れました。
武智さん:
地元の小中学校からSDGs学習や環境学習の出前授業を頼まれることもあります。定期的にビーチクリーンをやっていると、子どもからおじいちゃん·おばあちゃんまで、かなり幅広い世代が活動に参加してくれていますね。

サバソニの企画は、楽しみながら環境問題に触れるためのアイデアが満載です。

武智さん:
僕は、半分趣味で漂流ゴミのなかに混じるオモチャを集めていて。シートイって呼んでいるんですけど。
「海岸にこういうおもちゃがあるんだよ!」と説明すると、小さい子たちは宝探し気分でビーチクリーンに本気で取り組んでくれるんですよ。
あとは、「バカでくだらなくてカッコいい。」っていうことは、最初からこだわっています。
加藤さん:
商品の金額も、「3800円(サバ)」とか「1138円(いいサバ)」にしたりね。笑

大人も高校生も、みんな同じチームメンバー

2021年に法人化したサバソニ。定期的に活動する約17名のメンバーのうち半数が、現役の高校生です。彼らはサバソニの理事として定期的に開催されるミーティングや有識者を交えた勉強会にも参加し、年齢や価値観の垣根を超えた仲間として、大人たちと一緒に活動しています。

取材当日参加していたのが、4人のメンバー。小中学校を共に過ごした幼馴染で、高校で別々になってしまったことから、サバソニの活動は仲良い友達と会える貴重な場にもなっているそう。
高校2年生の杉本優太さんは、「CDTO」というユニークな肩書です。

優太さん:
「Chief Do and Try Officer」っていう役職です。Doは普段の活動を確実にやること、Tryは新しい活動にトライしていく、という意味です。放課後等デイサービスを利用している障害のある施設の方々と一緒にビーリクリーンを行うなど、頑張って新しいことを開拓しています。

もともとシャイだったんですが、活動を始めてから、人と話すのが少し得意になりました。イベントでリサイクル体験をしてくれた子が次の年にまた来てくれて、去年話したことをしっかり覚えていてくれたことが嬉しかったです。サバソニが人と人との縁をつないでくれています。それから自分自身、プラスチックの使用を抑えたり、ゴミが落ちていると拾うようにもなりました。

高校2年生の武智燦さんは、CEO兼CHRO。提督·武智一雄さんの息子さんです。

燦さん:
「Chief Human Resource Officer」という、簡単に言うと人事部のような役割で、イベント時に担当者の割り振りを考えたりしています。イベントでは、司会進行も担当しています。サバソニのイベントはおバカさや楽しさを重視しているので、来場者が楽しんでいただけるよう全力で取り組んでいます。

サバソニの活動を始めてから、プラスチックごみにつながるペットボトルなどは基本的に買わないようになりました。高校の友だちに活動の話をしたら、少しゴミに対する意識が芽生えたことも嬉しい出来事でした。
捨てられたゴミを見て「誰が捨てたんだ」と嫌な気持ちになるのではなく、宝探しみたいな感覚で楽しんで活動するように心がけています。

CEOの千葉空音さんは中学時代、友人の武智さん親子がビーチクリーンを行う様子をアップしたインスタの投稿を見たことが活動のきっかけとなりました。

空音さん:
燦がビーチクリーンやっているのをインスタでみて、
僕の家は海にすごく近いのに、何もしていないのはやべーなと思って、「俺もゴミ拾いに行っていいですか」って(武智)一雄さんに連絡したのが最初です。

活動を始めてからは、変化したことだらけです。まずプラスチックをなるべく使わず水筒を持参するのは当たり前になりました。学校の友だちも「サバソニの空音がいるからちゃんとゴミを捨てよう」と感化されていっています。悪ふざけかもしれませんが、どういう形であれ僕がきっかけで環境に対する意識が広がっていくのはいいことだなって思っています。

会計の水野蒼真さんは、ビーチクリーンが終わっても一人イベント会場で自主的にゴミ拾いをしていました。

蒼真さん:
もともとは道にゴミが落ちていても「汚いな」と思うくらいだったんですが、この活動を始めてからは、ただ汚いと思うだけじゃなくて、自分が主体的にできることがないか考えるようになりました。
誰かが拾わないとゴミはずっと残り続けてしまうので、自分がやれることはやろうという思いで、個人的に拾っていました。

通学路に落ちているゴミが気になるという話をサバソニメンバーに出したら、(武智)一雄さんの発案でオリジナルのトングを作ることになって、街中で拾ったりできるようになりました。

彼らの話を聞いていると、海の環境を守るために自分が挑戦したいことを自主的に取り組んでいる姿が、とても印象的でした。

美しい海と生き物たちを守るため
それぞれが思い描く未来

地域を超えて活動の幅や裾野が広がっているサバソニ。次なる事業として現在構想が進んでいるのが「藻場」です。

加藤さん:
以前、地魚のイベントをやったとき、漁期のはずの魚がいなかったことがあって、調べていくと、海水温が高くなっていたり海藻が減っていたりと、海の環境が変わっている状況が見えてきました。藻場があることで、生物の多様性が生まれます。豊かな海を守るために、まずは現状を知ることが必要。伊豆半島のダイバーさんに藻場の写真を撮影してもらって、伊豆半島のどこにアマモの藻場があるかリアルタイムで分かるアプリを作りたいと思っています。
武智さん:
このへんにアマモが生える、というデータが集まれば、どの程度アマモを増やせる可能性があるのかある程度アタリを付けることができます。
ブルーカーボンのポテンシャルマップとして、企業や漁協にも役立てていただけると思っています。

高校生メンバーの胸の中にも、様々な未来が広がっています。

優太さん:
伊東はすごく小さな街で、SDGsという言葉を知らない方もまだまだいらっしゃいます。まずは足元から一歩ずつ取り組んでいきたいです。
将来の夢は、観光と環境を組み合わせた職業に就くこと。サバソニでの経験を生かして、エコな観光を広げていきたいですね。
燦さん:
子どもたちがリサイクル体験を通してSDGsについて考える機会が増えることで、大人になったときに世の中が変わるかもしれません。少しでも多くの人にサバソニの活動を知ってもらえたらいいですね。
大学生になっても、何らかの形でサバソニの活動に関わり続けていきたいです。
空音さん:
これからサバソニでは修学旅行生も受け入れていきます。小学生や中学生の子たちが、自分たちと年齢が近い高校生が関わっている活動に触れることで、「自分たちにもできるかも」と、いろんな地域にゴミ拾い活動が広がるといいなと思っています。
将来の夢は、社長です。サバソニ出身の視点を生かしたリサイクル事業に興味があります。
蒼真さん:
伊東といったらサバソニ、みたいな大きな存在になれたらいいなと思っています。
夢は、教員。通っている高校でサバソニの活動について友達にプレゼンした時、人に何かを教えるのって楽しいなと思いました。教員としてサバソニの活動について紹介したり、SDGsの授業ができたらいいですね。

次世代となる二期生も募集中です。

武智さん:
今のメンバーが第一期生なので、今後は二期生、三期生へと活動や年齢の幅を更に広げていきたいです。伊東を拠点にしていますが、日本だけでなく、海外の海にも活動をつなげていきたいと思っています。
サバソニのメンバー募集中です!!よろしくおねがいします。

入口は楽しくとっつきやすく。でも根底にあるのは、海や海の生き物を守りたいという、真剣な思い。
サバソニのスピリットは、世代や地域の垣根を超えて広がり続けています。